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2017年4月16日 (日)

気仙沼だより(平成29年3月10~12日) (続き)

◎平成29年3月12日(日)
 今日もすばらしい青空です。
 

●陸前高田市 O.Sさん宅
 市内で介護保険制度のケアマネージャーをしていらっしゃるO.Sさんのお宅へ。
 O.Sさんは、昨日はご主人様のお墓参りにご家族でいらしたそうです。
 昨年暮れ頃から体調を崩され、今は2週間に1度、盛岡市内の病院に通われているとのこと。
 ケアマネージャーのお仕事もある中、ゆっくり療養するのもままならないと思います。
 S.Tさんにだけは、本音で話すことができるのでしょう。
 家族にも話せない思いの丈を、S.Tさんにはぽつぽつと吐露されます。
  少しずつ胸につかえていた思いも軽くなり、気持ちが楽になってこられたようです。
  お暇(いとま)する頃には、顔色もよくなられたような気がします。
 暖かい春ももうすぐです。どうぞお体 お大切に。
 

●気仙沼市 階上(はしかみ)公民館
午後はK.Kさんのところに遊びに行きました。お弁当などを買ってきて、おしゃべりです。
3ヶ月に1度、ただ遊びに行くだけなのに、いつも温かいお心遣いありがとうございます。
 

今回も岩手県職員S.Tさんには、大変お世話になりました。 

震災から丸6年。
被災地では、復興の名の下、嵩上げが進んでいます。
嵩上げに使われる土のために削られ、平らにされた山が、無残な土肌を露出しています。
海岸線の防潮堤も建設が進んでいて、海が見えなくなっている所もあります。
そんな中で目を引くのが、5~6階建ての真新しい災害公営住宅。荒野の中に立ち並びます。
山も川も海も 家も道路も、震災前とは全く異なる姿に変貌を遂げていきつつあります。
 

復興はどのような町を、この地に造り出していくのでしょう。
そこを故郷と思って懐かしむ人は、どれくらい残っているのでしょう。
思い出のよすがの消えた町。
戻っても、まぶたに残る自然も町並みもないその町を、故郷と思える人はどれくらいいるのでしょう。

故郷とは、昔のままにそこにあるもの。
幼い頃の思い出を、たちどころに蘇らせてくれるもの。
辛いとき悲しいとき、戻れば温かく迎え、包んでくれるもの。
それが故郷なのではないでしょうか。
 

5年後、10年後、震災の思い出を持たない新しい世代によって、新しい思い出が紡ぎ出されて、そこを故郷とする人たちが育っていくのでしょう・・・。

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